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新しい指紋認証でホームボタンレス?

パネルをタッチすれば自動的に指紋認証

便利で高性能なスマートフォンの中には、自分に関する重要な情報が数多く保存されています。
そのため自分の使用しているスマートフォンを盗み見されたり、盗難されてしまったときには重大なプライバシー漏洩が起こります。
それを防ぐために便利なのが「指紋認証」で、いち早く導入をしたiPhoneやAndroidではGalaxySが標準仕様としています。

従来までの指紋認証は「ホームボタン」という表面についているボタンを押すことで指紋の確認をする方式となっていましたが、ここ最近開発された新しい技術として注目されているのが「画面タッチ認証」です。

これはホームボタンのように特定の場所に指を置くのではなく、液晶画面にタッチをすればそれで認証可能になるという非常に便利なものです。

さらにホームボタン形式の指紋認証よりも精度を大幅に高めるとともに、濡れた指先でも感知可能など利便性が向上しています。

開発をしたのは米国に本社のあるSynaptics(シナプティクス)社で、以前よりスマホやパソコンでの液晶・タッチパネル製品をリリースしてきました。

この指紋センサーが本格的に導入されることになるのは2017年以降の機種ということで、既に発売予定のiPhone8やGalaxyの最新機種においては採用されることが決定しています。

指紋認証の便利な使い方

指紋認証は全てのスマホに搭載されているわけではありませんので、人によっては一度も使用したことがないということもあるでしょう。

認証機能のあるスマホは先に紹介した二機種の他、Huawei(P9)やソニーのXperia(Z5以降)、ASUSのZenFoneなどといったものが挙げられます。
Androidなら「設定」画面から「ロックとセキュリティ」を開いてみると指紋認証機能の有無を確認することができます。

本体代金が高い端末にしかないというわけではなく、いわゆる「格安スマホ」と言われる機種の中にも搭載されているものが多くあります。

指紋認証機能が使用されるのは「画面ロック解除」と「アプリのパスワード入力」の2つについてで、それぞれ別々に設定をすることが可能です。

いちいちパスワードを入力しなくてはいけない手間を指紋の認証だけで済ませられるというのは非常に便利です。
それまで番号を入力することで解除をしていた人も、一度使用してみたら便利さに引き返せなくなってしまうことでしょう。

意外に使用されていないのがアプリのパスワードを指紋認証にするという使い方で、特定のアプリにログインをするために指紋認証を必要とすることによりなりすましを防ぎ、盗み見をされなくすることができます。

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