猛威を振るうランサムウェア

パソコンが人質にとられる時代

パソコンが世の中に出回るようになってからずっと、大きな問題としてユーザーを悩ませてきたのがコンピューターウイルスの存在です。

コンピューターウイルスは悪意のある人間が作成した本来の動作を妨げる働きをするソフトウエアのことで、一旦感染してしまうとパソコンそのものの機能が破壊されたり、そのパソコンを使用した履歴や保存している情報をいとも簡単に盗み出されてしまいます。

感染源も時代とともに変化をしており、手口も巧妙となって十分に注意をしているつもりでもいつの間にか感染してしまうということも珍しくありません。

中でもここ近年で悪質度ということで群を抜いているのは「ランサムウェア」と言われるものです。
「ランサムウェア(Ransomware)」は「身代金」という英語からつけられた名称で、感染すると勝手にそのパソコンにロックがかけられ自力で解除ができない状態になります。

企業においては特定の業務に使用しているパソコンがロックされてしまうと大損害になってしまうことから、解除をしてほしければ犯人に金銭を払えという要求を飲まざるを得なくなります。

しかも一度感染したパソコンは仮にロックを解除されても再び同じような状況にさせられることになり、結局買い換えやシステムの入れ替えをしなければなりません。

悪質な犯罪を行う集団が悪いのはもちろんですが、そうしたランサムウェアに感染しないためには業務でパソコンを使用するすべての人が注意をする必要があります。

個人でできるランサムウェア対策

ランサムウェアの問題は一時期に比べてかなり減少しましたが、それでもたびたび企業や政治家、有名人の公式サイトが何者かによって書き換えをされる問題が起こっています。

ランサムウェアに限らず全てのコンピューターウイルスについて言えることですが、まず最も重要なのが「怪しいメールを開かない」「怪しいリンク先に行かない」といったことです。

古典的なコンピューターウイルスへの感染手口として、有名人のゴシップや過激なポルノの情報を掲載しているかのように装ってクリックを誘い、そこで次のページを開いた瞬間に感染させるという方法があります。

ですので業務用でパソコンを使用している場合には、差出人が不明なメールや明らかにクリックを誘うような怪しげなリンクは極力避けるように周知徹底をしていくことが大切です。

またもし一台のパソコンが感染したとわかった時に、その感染が社内全体に広がるのを防げるようファイヤーウォールなどのセキュリティ対策をしていくということも重要です。

ランサムウェアでは身代金を支払うことで犯人を増長させ次の犯罪につながってしまいますので、普段から特定のパソコンに依存しないネットワークを構築することが対策です。