最近増えている新しい勤務体系
IT業務は必ず会社で行わなくても良いという面もあることから、最近は在宅勤務形式を取り入れている会社が増えています。
自宅にパソコンやインターネットなどの仕事をする際に必要な環境さえ整っていれば、在宅勤務が実現するということになります。
在宅勤務形式のIT業務について内容を詳しく確認してみましょう。
勤務する側のメリット
在宅勤務をする側のメリットとしては、時間を有効に活用できることがあげられます。
一ヶ月に数回は打ち合わせなどで出勤する機会を設け、基本的な業務については在宅でも可能としている会社が増えていますが、在宅勤務をする割合が増えるほど時間を有効活用できるメリットがあるのです。
特に毎日の通勤時間を大幅に削減できるため、その時間帯を仕事に割り当てることができますし、自宅で行うべきことも合わせてすることも可能になるため気持ちにゆとりを持ちながら仕事ができる面もあります。
例えば子育て中なのでフルタイムで仕事をするのが難しいという方には、都合の良い勤務時間を考えながら仕事に従事するというスタイルが実現します。
仕事復帰が難しいとされる子育て中の女性にとってもメリットが大きい働き方と言えます。
企業側のメリット
在宅勤務をしてもらうことで企業側にもメリットがあります。
IT業務に関しては基本的にはインターネット上で必要なデータをやり取りできれば問題がないので、必要な打ち合わせを直接社内で行った後は業務を自宅で行ってもらっても特に大きな支障はありません。
途中で打ち合わせが必要な場合も随時インターネットを利用してチャット形式のやり取りを行うこともできますし、インターネット電話を活用することもできます。
また、人件費の削減にも役立てることができます。
在宅勤務の場合は会社に通勤してもらうよりも人件費を大幅に削減できるため、良い人材をできるだけ人件費をかけずに採用したいという場合に最適なのです。
自宅で仕事をしたいと考えている方と、できるだけ人件費をかけずに優秀な人材を確保したいという企業の考えが一致しているのが、IT業務における在宅勤務形式の特徴と言えます。
在宅勤務形式のデメリット
働く側と採用する側の双方にメリットが多いと考えられる在宅勤務形式ですが、デメリットになる面もあります。
特に注意したいのが仕事に対する評価がされにくい面があることです。
社内で仕事に従事しているわけではないため、まじめに仕事をこなしているのか評価をするのが難しいものです。
目に見えない部分を評価してもらうためには、やはり結果を出すことが大事なので要望通りの内容に仕上げることなどをしっかり守ることが大切です。