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フリーランスエンジニアが自分の適正価格を知るための方法

「たったこれだけ!?」という報酬にならないようにするために

フリーランスとして仕事をしていくことは、どの業界に限らず厳しいものです。
特にここ近年ではそうした個人で仕事をとる人が増えてきたということもあり、一種の価格破壊状況が起こっています。

インターネット上で検索できる仕事発注サービスでは、一昔前と比べて1/10に近いような安値で発注しているような案件もあり、フリーランスを取り巻く状況はかなり厳しいと言ってよいでしょう。

その中にあってSEなどのプログラミング関連の仕事は技術職ということで恵まれている方なのですが、それでも場合によってはびっくりするほどの安値を提示されてしまうこともあります。

まずこれからフリーランスになる人にアドバイスをしたいのが、絶対に無料の案件は受けてはいけないということです。

独立をしたばかりのエンジニアによくあるのですが、とりあえず仕事をもらいたい一心で市場では信じられないくらいの安値の案件を引き受けるということがあります。

安値でも報酬が出ればまだ良い方で、場合によっては無料のボランティアで引き受けるように言ってくる企業があります。

フリーランスになりたての人の場合、どうやって自分の仕事の適性価格を算出するかがわからず、とりあえず「無料で引き受けて恩を売っておけば、きっと次回はおいしい仕事を回してくれるだろう」と思ってしまうことでしょう。

しかし断言してもよいですが、一度無料で引き受けた案件を出す企業が、その後おいしい話を持ってくることはありません。

逆に「この人は無料or破格でここまでやる」と認定され、ますます厳しい案件を押し付けてくることになります。

業界の適正価格を調査する

学校を卒業していきなりフリーランスになるという人はそれほど多くないと思いますが、できれば最初はどこかの会社に勤務することが勧められます。

というのも技術力云々よりも、業界内の適正価格を知るには会社に勤めてその見積もりを見るのが一番簡単だからです。

会社員でいる時には「経理は人の仕事」として技術一辺倒になってしまう人も多いのですが、将来的に独立開業やフリーランスとなることを意識しているなら積極的に見積もり書を見るようにする方がよいでしょう。

いくら技術力があってもそれを収益につなげることができなければ搾取をされるだけで終わってしまいます。

会社での見積もりを調べると同時に、Webサイトで提示されている同様の物件の金額を比べてみてください。

いくらで仕事を受けるかは個人の自由ですが、企業からの報酬額が適性かどうかは自身でチェックをする必要があります。

業種によっては就職エージェントなどもいるので、そうした説明会で相談をすることで自分の技術が今どのくらいで市場で評価されるかを知ることができます。

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