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「インスタグラム」の日本社会への影響について

2017年流行語大賞にも選ばれたインスタグラム

毎年その年内に話題になった言葉を選ぶ「ユーキャン新語・流行語大賞」で、2017年に大賞として選ばれたのが「インスタ映え」でした。

「インスタ映え」とは、人気SNSであるInstagram(インスタグラム)に投稿する写真がひときわ映えたものであるかを表現する言葉です。

流行語大賞になる前から、Instagramへの投稿は社会現象となっており女性ファッション誌や生活情報誌でもたびたびInstagramへの投稿を意識した特集記事が掲載されてきました。

それまでSNSといえばTwitterやFacebookが2強状態で、その他のものは小さなコミュニティーとしてしか知られていなかったのですが、Instagramが登場してからは一気にユーザ数が拡大し3強と言ってもよいほどになっています。

Instagramは2014年時点で既に世界中で3億人ものアクティブユーザーを獲得していましたが、2016年には5億人を突破、さらに半年後には6億人と僅かな期間に倍増そのまた倍増というスピードで拡大をしてきています。

なぜここまでInstagramが流行したかというと、それはTwitterやFacebookのようなテキストベースではなく、あくまでも写真や画像をメインに掲載するという独自の方式であったことが挙げられます。

写真もそのまま掲載するのではなく、画面上で手軽に編集をすることができたり、短い動画として投稿することができたりと視覚的に楽しめる機能が揃っています。

広告機能をつけたことで副業にもなる

Instagramはユーザー数が増えたことにより、近年では広告ビジネスにも乗り出しました。

広告ビジネスは既にGoogle AdSenseやYouTube広告などで行われるコンテンツから収入を得るというモデルですが、Instagramも有名なアカウントには多くの閲覧者が訪れることから広告を挟むことで収益を得られるという方法が導入されました。

そのため当初は「インスタ映え」のようなアクセス数を増やすための方法も、承認欲求を得るためだけでなく収益を増やす目的で行われるようになっています。

写真や動画をメインにしたInstagramは商品紹介と非常に相性がよく、その分広告収入が高いということで注目をされています。

Instagramのメインユーザーが若い女性であるということもポイントで、視覚的に同じ画像を見ることができるということは投稿者と閲覧者の共有体験をより同じ形で持つことができるようになっています。

テキストベースのSNSの場合どうしても言葉尻で反感や誤解を産みやすく、それが炎上のもとになりますがInstagramはそれがないということも魅力です。

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